• 1. 地震災害グループ : 概要

    1-1. 強震動
    1-2. GPS
    1-3. 建物センサ

    研究のねらい

    本研究項目のねらいは、インドにおいて強震動・GPS・建物センサの観測ネットワークを構築することにより、地震ハザードおよび地震リスクの把握を進め、その結果としてインドにおける将来の地震災害を軽減することです。

    研究メンバー

    研究実施方法

    強震動、GPS、建物センサの3つの研究項目を対象としたサブグループを構成し、それぞれ以下の要領で並行して研究に取り組みます。

    強震動

    強震動サブグループはヒマラヤ地域におけるIndo-Gangetic Plainsの地震ハザードについて分析を行います。ヒマラヤ地域における地震活動に関するデータを取得するため強震計を展開します。この観測ネットワークによって得られた中規模地震の記録は大規模地震による強震動の予測に利用することができます。これによって複雑な3次元速度構造のモデル化と強震動の数値シミュレーションを行うことが可能となります。

    GPS

    GPSサブグループでは、北西~中央ヒマラヤの地域においてGPS観測を実施してインド大陸の中国大陸への衝突に関する地殻変動を精密に計測すると共に活断層地形と関連する地形のマッピングを行い、GPSデータと共に高分解能の衛星写真と地質資料を用いて地震の繰り返し周期を推定するためにすべり速度を算出します。

    建物センサ

    建物センササブグループではChandigarh市における建物の脆弱性および地震によるダメージの評価を行います。当該市における建物の地震時特性の類型化、ダメージ推定とリスク評価のための基礎データの提供を目的として建物の振動の観測を行います。

    主なスケジュール